BONHEUR ANIMAL HOSPITAL

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腫瘍科

2025.04.01

前回の続きになります。

前回はからだにできものができた時、病院でどのような事をしているかをお話しました。

細胞診で診断できることもありますが、診断できない事もあります。

その時の手段として組織生検というものがあります。

組織生検ではそのできものの一部もしくは全てを検査のために取ります。

取る方法としては、パンチ生検、コア生検、切除生検などがあります。

以下はパンチ生検、コア生検、細胞診(前回のコラム)のイメージ図です。

パンチ生検はトレパンというものを用いて、円柱型に組織を取ります。

浅い病変を取るのに適しています。

局所麻酔下、鎮静処置下、CTなどの他の検査と合わせて全身麻酔下で実施します。傷は小さく短時間で終わりますが、数針ほど縫います。

コア生検はTru-Cut針というものを用いて、細長く組織を取ります。

深い病変を取るのに適しており、傷は小さいです。パンチ生検と同様、局所麻酔下、鎮静処置下、CTなどの他の検査と合わせて全身麻酔下で実施します。

切除生検はいわゆる手術として、できものの一部を取ったり、全てを最小限の範囲で取ったりします。

これは基本的に全身麻酔下で実施します。基本的には事前の検査で良性が疑わしい時に実施し、良性であれば診断と治療が同時にできます。悪性の場合は取り切れていない可能性があるので十分な経過観察が必要です。

このようにして取れた組織は病理組織学検査をするため外部機関に依頼します。

その結果を元に診断し、今後の治療の指針とします。

今回ご紹介した検査は少し侵襲があるため、必要性をしっかりお話させていただいた上で実施させていただきます。

次回はステージング(がんの進行度、広がりの評価)についてお話しようと思います。

院長 竹岡